コロナ禍での看護師の転職、その現状と注意ポイントとは

コロナ禍での看護師の転職、その現状と注意ポイントとは

 

新形コロナウイルスの流行から早1年が経ちました。二度の緊急事態宣言を経てもなお、コロナ患者の数はなか
なか減らず、その一方で医療従事者の心身への負担は増え続けています。医療従事者不足がささやかれている
中、ブランクありや休職中の看護師が復帰をしているニュースも度々見かけるようになりました。しかし、看
護師一人当たりの業務量が増えていることや、感染に対する不安・疲れから、転職を考える看護師も急増して
いるのが現状です。
そこで今回は「コロナ禍で看護師がどのような状況に立たされているのか」を解説するとともに、看護師が転
職活動をする際のポイント、コロナ禍ならではの転職に関する注意点をご紹介します。

 

コロナ禍における看護師の現状は?

 

コロナ患者を受け入れている病院で働く看護師たちは、誰もがみな体力や精神力の限界に近いところで働き続
けています。とくにコロナ患者と近い距離で接する看護師は、感染を防ぐための医療用マスクやガウンなどの
特殊な装備を身につけ、全身がすっぽりと覆われた動きに制限のある状態で5~6時間も続けて働くこともある
といいます。
また、コロナの影響でこれまではスタッフ同士でおこなわれていた食事会や歓迎会などが開催できず、職場内
でのコミュニケーションがうまくできないことで人間関係が希薄になり、孤独やストレスを感じる看護師も多
いといいます。とくに新人看護師や転職したばかりの看護師であれば、先輩看護師との連携が上手く取れない
ことは大きな悩みの種になるでしょう。
このように、新形コロナウイルスが看護師の働き方に与える影響は多岐にわたります。医療現場のひっ迫が続
いている今、心身の疲労やストレスから離職を考えている看護師が増えているのは隠しきれない事実です。と
はいえ、同じ現場で横一線で働く仲間の誰もが、いつ終わるかも分からないコロナ対応に疲れやストレスを感
じています。これを考えると、自分だけが脱落するわけにはいかない、もう少し我慢しなければならないとい
う思いが勝るという看護師は多いのです。
看護師という職業柄、コロナ患者を見捨てるわけにはいかないという使命感が彼らを突き動かしているのです

 

休職中の看護師が復帰するというケースも

 

コロナ病棟に従事している医療関係者のニュースが連日報道されていますが、これを受けて休職中の看護師が
復帰をするというケースもあります。重症病床がとくにひっ迫しているという事実を受け、重症患者が多い大
阪府では昨年10月末までに約600人もの看護師が強い使命感のもと復職を果たしました。
「ブランクがあり不安がある」「急に第一線で働くことに抵抗がある」という方に向け、看護師の復職支援サ
ービスも充実しています。いつかは看護師として復職したかったという場合、今まさにそのタイミングなのか
もしれません。
しかしその一方で、ブランクのある潜在看護師の採用に頭を悩ませる医療機関もあるといいます。医療現場の
最前線で即戦力として活躍するには、やはりブランクが技量等の不安につながります。潜在看護師を活用した
いと考えていても、なかなか思うように採用できないというフラストレーションを感じるケースは多いようで
す。

 

今の職場がつらいなら、転職するのも1つの方法

 

心に不安を抱えているとき、誰かに話をしたり好きなものを思い切り楽しんだりできればストレスも解消でき
るでしょう。しかしながら、医療従事者は職場から外出や観劇、旅行などが制限されている方も多く、それが
難しいという声も多く見られます。
コロナ禍で業務そのものや医療従事者に対する環境が変わりゆく中、「今の医療施設で働くのは難しい。けれ
ど、看護の仕事は続けたい」という看護師が増加しているのです。
事実、コロナ治療の最前線で働いている医療従事者の中には、終わりのないコロナ治療に追われるうちに“コ
ロナうつ”を発症する方も増えています。ずっと不安や不満を抱えながら無理を押して働くのは、自分の心身
を大きく消耗させてしまうことになります。心や体が壊れてしまう前に、転職という選択肢を選ぶことは決し
て間違いではありません。

 

コロナ禍で看護師が転職する際のポイント

 

コロナ禍での転職は簡単なものではありません。自分の中での葛藤も大きなものでしょう。しかし大切なのは
、「自分がどうしたいか」「何をいちばん大切にしたいか」を明確にすることです。
ストレスで心身の健康を崩してしまっては、仕事どころか日常生活にも影響を及ぼしかねません。また「ご家
族と一緒に過ごす時間を増やしたい」というのも立派な転職動機です。
転職を視野に入れていて迷っている方は、自分がどんな職場で、どんな働き方がしたいかを考えてみましょう

看護師の転職市場はコロナ禍においてもいまだ活発です。
規模の大きい病院だけではなく、クリニックや美容外科などでの求人も増えています。家庭の都合で夜勤が難
しい方、プライベートとお仕事を両立させたい方にはおすすめだといえます。

 

看護師の転職は「スカウトサービス」を活用しよう

 

ひっ迫している医療現場で働いていると、「あれこれ仕事を探す時間も気力もない」となってしまうこともあ
るでしょう。そのような方におすすめなのが、看護師向けの転職支援・スカウトサービスです。
サポートナースでは、お仕事を探している看護師と、看護師を探している医療機関とを結ぶさまざまな支援を
おこなっています。看護師は条件や経歴などを登録すると、希望に叶う医療機関から直接スカウトを受けるこ
とができるのです。
サポートナースのシステムは、双方が提示した希望条件にマッチした状態でのスカウトです。つまり希望通り
の職場に巡り合える可能性が高くなります。また、医療機関の方と直接話をすることができるので、勤務条件
などのすり合わせがしやすいというメリットもあります。
転職をお考えの看護師は、ぜひサポートナースならではのスカウトシステムをご検討ください。

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