看護師のキャリアと子育ては両立できる? 働き方のポイントとは ?

看護師さんの子育てと両立について

 

近年では、男性の育休取得や主夫の増加が話題になることが増えてきました。とはいえ、
育児の負担はやはりどうしても子どもを生む女性の側にかかってくるものです。
看護の仕事は激務といわれていますが、女性看護師が仕事を続けながら子育てを両立する
ことはできるのでしょうか?
今回は、仕事と子育ての両立を考える看護師が知っておきたいポイントをご紹介いたしま
す。

 

子育て中の看護師はどんな悩みを抱えている?

 

出産後すぐに職場復帰し、夜勤や休日出勤がある病院でバリバリと働いている看護師もい
らっしゃいます。しかし、子どもを育てながら看護師の仕事をこなすのは精神的にも体力
的にもハードなものです。
仕事と子育てを両立して頑張っている世の看護師は、どういったお悩みを抱えているので
しょうか?

 

1. 急な発熱や体調不良に悩まされることがある

 

子どもは急に熱を出したり、病気にかかったりするものです。また、保育園などの預け先
でどんなに丁寧に面倒を見てもらっていても、子どもは思わぬ行動を取るものなので突然
ケガをすることもあるかもしれません。
預け先から緊急の連絡があった場合、子どもを引き取りに行く必要があり、仕事を途中で
抜けたり誰かに代わってもらったりする必要があります。仕方のないことではありますが
、急なシフトの変更などで職場に迷惑がかかってしまうこともあります。

 

2. 子どもを預けられないことがある

 

夜勤や土日出勤などがある場合、子どもをどこにも預けることができず、思うような職場
復帰がままならないという方もいます。
かつて問題となっていた待機児童問題は近年解消されつつありますが、それでも近くの託
児施設や保育園がいっぱいで遠方の園しか空いておらず、毎日時間に追われながら送迎す
るといったケースは少なくありません。
中には、2人の子どもを別々の保育園に預けているという家庭もあります。送り迎えにか
かる時間や体力の消耗は大きなものです。

 

3. 体力が続かない

 

女性は出産後に体力が低下することがあります。体に受けた出産のダメージが回復しない
まま職場復帰し、ハードな看護師の仕事を続けていくのは、体力的にもかなり厳しいもの
です。
毎日時間に追われながら仕事や育児をこなし、ヘトヘトになってしまう看護師もいます。
心身ともに疲れると、仕事も育児もうまくいかなくなってしまうかもしれません。

 

4. 働くことに罪悪感を持ってしまう

 

幼い子どもを預けて働くことで、「子どもに寂しい思いをさせているかもしれない」と悩
む看護師もいるようです。
産後に職場復帰しフルタイムで働いていると、どうしても子どもと過ごす時間は少なくな
ってしまいます。中には、子育てと夜勤を両立しながら働く看護師もいます。子どもを園
に預けたり、夫や父母に任せたりして働く看護師の中には、子どもと過ごせない罪悪感や
、子育てがままならないことへの葛藤を持つ方もいるといいます。

 

看護師が子育てと育児を両立するには?

 

ご紹介したようなお悩みを抱え、「育児に専念するために離職しよう」と考える方もいる
かもしれません。しかし、今後の子育てに必要なお金のことや看護師としてのキャリアな
どを考えると、仕事を続けていきたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
仕事と育児を両立させるため、融通の利く職場へと転職するのも有効な方法といえます。
やみくもに転職するのではなく、子育てと仕事を両立しやすい職場をきちんと選びましょ
う。
ここからは、子育て中の看護師におすすめの職場環境について詳しく解説していきます。

 

1. 夜勤がない職場を選ぶ

 

産後はできれば夜勤のない職場を選びたいですね。夜勤があると生活時間が不規則になり
やすく、子どもと過ごす時間も減ってしまいます。また、夜勤と日勤を交互に続けると体
力の消耗も激しく、仕事と子育ての両方に影響が及ぶこともあるものです。
日勤のみの職場に転職すれば、仕事と子育てを両立しやすくなります。もちろん、残業が
少なめの職場を選ぶことも重要なポイントです。

 

2. 土日祝休みの仕事を選ぶ

 

子育て中の看護師には、土日祝休みの職場もおすすめです。
託児施設や保育園の多くは、土日祝日は休みとなります。平日は子どもを園に預けて働き
、休日は家族一緒に過ごすというサイクルが整えば、生活のメリハリがつきやすくなりま
すよ。家族の休みを合わせれば、休日はゆっくりと水入らずの時間を過ごすことができま
す。

 

3. 託児施設や保育所のある職場を選ぶ

 

医療機関併設の託児施設や保育所があればとてもありがたいですよね。近年では、子育て
世代をサポートするために託児所や保育園を用意する医療機関がどんどん増えています。
併設の園に子どもを預ければ、万一のときにもすぐにお迎えに行くことができとても便利
です。
また、保育料補助や時短勤務などの手厚い育児支援を完備している医療機関もあるので、
ぜひ求人をチェックしてみましょう。

 

4. 子育てへの理解がある職場を選ぶ

 

子育てに理解のある職場を選ぶことはかなり重要といえます。子育てへの理解が乏しい職
場の場合、子どもの急な発熱などで職場を離れるときに厳しいことを言われるかもしれま
せん。そのような風当たりの強い職場では、仕事と育児を両立していくのは難しいもので
す。
育児中の看護師を積極的に採用している職場なら、子どもの都合にも柔軟に対応できます
。スタッフがお互いをサポートしあいながら仕事を進めているような職場を選べば、安心
して生き生きと働けますよ。

 

子育て中はなかなか思うようにいかず、出産前と同じように働けないことに苛立ちを感じ
る方もいるものです。仕事と子育ての両立に葛藤を抱えたり、体力的なつらさを感じたり
することもあるかもしれません。
働きやすい職場に転職すれば、上手に仕事と育児を両立して大変な時期を乗り越えていく
ことができます。出産や子育てのタイミングでの転職をお考えの方は、サポートナースに
無料登録をしておくのがおすすめです。自分が希望する条件を入力しておけば、あとは病
院側からのスカウトを待つだけでOKなので育児と仕事で忙しい看護師の方でもスムーズに
転職ができます。
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