子育てと看護師の仕事、みなさんはどうやって両立させている?

看護師転職 子育てとの両立

看護師が転職を考えるとき、「子育て」のためというケースは多いのではないでしょうか。結婚、出産を機に自身の働き方を改めて見直し、より自分のライフスタイルに合った職場への転職を考えるのは自然の流れでしょう。

 

ここでは、先輩看護師から「子育て」と看護師の仕事はどのようにしたら両立できるのか、アドバイスをもらいたいと思います!

 

 

美容外科の看護師で「子育て」との両立は厳しい?

 

知る人ぞ知る名の知れた某美容外科クリニックで働いているある看護師は、仕事と子育ての両立についてこう話します。

 

「今働いているクリニックは毎日いくつもオペがあるので、すごく慌ただしい日々を送っています。3つあるオペ室が全部埋まったりするので、先生の介助に看護師がそれぞれつくことを考えると、なかなか穴はあけにくいところがありますね」

 

病棟と違って夜勤などはないものの、美容外科クリニックは10時から19時くらいまでの開院で、その後の残業もあり、帰りが21時、22時くらいになってしまうことも多いといいます。

 

「私自身はもともとこの世界に興味があって希望して入ったので、その忙しさにも充実感を持っていますが、今の私の生活で子育てをするというのはちょっと難しいようにも思います。まわりでも、同僚には結婚している人がほとんどいません……」

 

 

子育てに時間を割くためには、どんな科を選ぶべき?

 

子育てと仕事の両立は難しいと語った某美容外科クリニックの看護師は、こうも話します。

 

「私も子育てをするときになったら、美容関係でも美容皮膚科の看護師や、皮膚科クリニックなど患者さんが比較的安定しているところで仕事するほうを選びますね」

 

美容皮膚科は美容外科とは違い、レーザーなどの施術はあるものの、メスを入れるオペがないので、その分看護師の負担も少ないところがあります。美容に興味があるのなら、そういった選択肢を考えてみるのも良いかもしれませんね。

 

子育てに時間を割くため、夜勤がないクリニックでの仕事を選ぶ看護師は多いようです。一般的な病院も、日勤なら8時半から17時までなど時間がある程度決まっており、育児中の時短勤務も認められるので、状況はだいぶ違ってくるでしょう。

 

結婚、子育てを仕事と両立させるためには、自分が興味を持つ科の中でも、ある程度時間の融通がきくところを選ぶのが賢明だと思います。

 

 

「いつかは結婚したい!」「子どもも欲しい!」と考えている人は

 

看護師の中には、「いつかは結婚したい!」「子どもも欲しい!」と考えているものの、今は目の前の仕事に照準を合わせているという人も多いと思います。そんな若手にも、先輩看護師からはこんなアドバイスが。

 

「病棟で働く臨床経験は、最初の1年から3年間はしっかりしておいたほうがいいと思います。新人の頃は大変なことばかりでくじけそうになるときもありますが、そこでなんとか3年間働けば、『私はこんな分野が好きなのか』ということもわかってくるでしょう。そこから自分の好きな分野に進んでも、まったく遅くないばかりか、自信も身についた状態で最適な転職先が見つけられると思います」

 

「いつかは結婚、出産を考えているという人も、最初からそれを見越して働く場所を決める必要はないと思います。ほかの業種と比べても、手に職がある看護師は子育てをした後に復帰するのもしやすいですから」

 

いろいろな先輩看護師に聞いても、看護師は再就職もしやすい、子育て中の時短勤務も問題なくできるという意見は多くありました。

 

「子育て中の方はパートさんが多いですが、ほかの看護師が19時まで働いていても、絶対に17時までに帰すというのは、うちの病院でも徹底しています!」

 

そんなふうに語ってくれた看護師も。ある程度、科さえ選べば、子育てもしやすい環境にあるといいます。むしろ、「今働いているところでは、子育てに支障が起きている!」などという場合は転職を考えたほうが良いのかもしれません。子育てを考える上でも、よりよい転職先を吟味するのは不可欠なことのようです。

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