看護師転職 履歴書・職務経歴書の書き方
就職活動なんて、新卒のとき以来だという方。「どんなふうに履歴書や職務経歴書を書いていたかなんて覚えてないよ。面倒だなぁ……」と、少し苦手意識が芽生えている方もいるのでは?
今回は、病院、クリニックともに勤務経験がある現役の医師がぶっちゃけトーク! 彼らは看護師の履歴書や職務経歴書のどこを見ているのか、ここで包み隠さず教えてもらいましょう!!
今は手描きの履歴書や職務経歴書が少ない?
ある医師からは、こんな本音がぽろり。
「最近は、パソコンで打った文字でやりとりすることが多いですよね。本当は手書きだと、なんとなくその人柄がわかるようなところがあって良いのですが……。字がきれいな人というのは、やっぱりいいなと思います」
これは大前提。エントリーシート、履歴書、職務経歴書など、もし何か手書きの書類を提出する必要があった場合には、こうした声も心にとめておいたほうが良いかもしれませんね。自分の字に自信がないという人も、せめて一字一字ていねいに、心を込めて書くこと。多少字が汚くても、書きなぐったようなものよりは、その思いが伝わるものです。
今回は何度目の転職となりますか?
こちらは面接にも通じることですが、こんな意見もありました。
「いろいろな病院やクリニックを転々としているのは、やっぱり気になりますね」
他の業種よりも比較的転職がしやすいとも言われる看護師の仕事。それでも、一つのところで辛抱強く長く勤め上げた経験があるのは信頼感につながるといいます。
「理由があって転職しているなら良いと思うのですが、あまり考えがないのはちょっと大丈夫かなと思いますよね。これまでの経歴を見て気になる方には、面接で必ずそこをつっこんでうかがいます」
心当たりのある方は、自分なりの転職理由をしっかり整理しておいたほうが良さそう。もともとの転職理由がネガティブなものだったとしても、その先に見ている未来、この転職にかけるポジティブな気持ちもしっかり伝えていきましょう。
基本中の基本をおろそかにしないように注意!
一方で、こんな率直な意見も。
「履歴書って、みなさんいいことしか書かないので、それだけではなかなか判断できるものではありませんよね。きれいにまとまってしまっていて……」
履歴書や職務経歴書には、誰もが自分を良く見せることばかり書くもの。それなら周りに負けないくらい、PRできることはどんどんしていくくらいの気持ちでいったほうがいいかもしれませんね。しかし、そんな中でも「えっ!?」と思うような人がいるようです。
「書式が整っていなかったりして、ちゃんと書けていないような人は、最初に書類を拝見する事務長のほうで弾いてしまうこともあります。中には、履歴書に貼る写真なども、何か適当なものが貼ってあるような人が。基本的な書式はやっぱり逸脱しないように、書き込むところがあればすべて埋めてくるような人がいいですね」
基本中の基本ですが、履歴書で写真が必要な場合は、きちんとした証明写真を。そんな常識的なところは外さないように気をつけましょう。
もしも最後の2名に残ったら、選ばれるのは……?
いろいろな意見が出ましたが、「今は人手不足で、どこも引く手あまた。病院としても、来ていただける看護師さんにはぜひ来ていただきたいと思っています!」という病院経営者の本音も。そこで、「もしも最後に2人だけ残ったら、どんな看護師を採用しますか?」という質問もぶつけてみました。その答えは?
「正直なところ、残業ができる方、時間の融通がきく方を、やはり優先的に採用すると思います。お子さんがいらっしゃる方も多いので、なかなか難しいところだとは思うのですが、たとえばお子さんをサポートできるご親族の方などが近くにいらっしゃると心強いですね。どうしても、急に穴が開くのが一番困るところなので……」
「同じ条件なら、新しいことにも飲み込みが早い若い方を優先するところがあるかもしれません。あとは、その方のコミュニケーション能力も大きいですね」
こうした意見もリアルです。みなさんも、みなさんそれぞれのセールスポイントを今一度ピックアップして、転職活動を成功させてください。当サイトへの看護師登録もお待ちしております!