転職を考える看護師さん こんな病院やクリニックは要注意です!

看護師転職 あるある

まさに「手に職」、その専門的な技術が武器となる看護師は、転職先も引く手あまたのところがあります。自身の目標やライフスタイルに合わせて、何度か転職を経験しているという看護師も珍しくないでしょう。

 

しかし、そんな看護師の転職経験者からは、「働いてみたらブラックな職場だった!」なんて報告もあります。みなさんの中にも、まわりの看護師仲間からそんな話を聞いたことがあるという方がいるのでは? こんな病院、クリニックには、もしかすると何か裏があるかもしれない――そんな要注意ポイントについて、ここでお届けしていきます!

 

 

事例1 ○○看護師にだけはやさしいブラックな職場

 

ある看護師からは、こんな話が。「私も一度、いわゆる短期の“応援ナース”で、ブラック病院に当たったことがあります……」。

 

求人募集でよく見かける“応援ナース”。リゾート地や離島など、なかなか看護師の働き手が集まりにくい場所などで、「短期で良いので働いてみませんか?」「飛行機代も引っ越し代も出します!」「住むアパートも用意します!」といった内容の募集がかけられているものです。

 

その多くは、短期でありながら月給は40~50万円にもなり、一般的な看護師の給与よりも高い収入が約束されています。寮で暮らせば家賃などの出費もなく、さまざまな手当てまでついていて、なかなかの高待遇。しばらくの間リゾート地で暮らしながら高額収入も手に入るとあって、割り切った考えで働きに行く看護師も多い人気の求人です。

 

この応援ナースは、そうした遠方だけではなく、首都圏で募集しているものもあります。首都圏で募集しているものでも、地方からの上京であればその交通費が出たり、家賃補助などの手当てがあったりするものもあるようです。しかし、本来は看護師の求人もしやすいはずの首都圏で、不思議なほど高待遇での募集が成立しているのには、それなりの理由があるのかもしれません。

 

冒頭の看護師は言います。「ある都内の病院での、6カ月の期間限定の応援ナースでした。すごく高収入の求人でしたが、それはそれだけの金額を出しても来てほしいくらい、人が足りていないということでもあったのです……」。

 

「ものすごく“ブラック”な病院でした。とにかくレベルが低すぎるし、ここだけの話、感染対策などもきちんとできていないような状態だったんです。そこで働く看護師は、応援ナースばかり。正社員として働いている看護師は、ママさんばかりでした」

 

「ある意味で、お子さんがいるママ看護師にはやさしい職場だったんです。子育て中はいろいろなことがあるものですが、その病院で働くママ看護師は、いつでも休みたいときに休める形になっていました。結果として、ママじゃない看護師は全然居つかない職場と化していたんです……」

 

 

事例2 ○○キャラの医師がいるヤバイ病院

 

ブラックな病院、クリニックには、そこで働く医師に問題があることもあるようです。「コミュニケーションが全然とれない先生もいますね……」と、自身の転職での経験を語る看護師もいました。

 

「完全に“キレキャラ”の先生がいる病院もありました。中には“アルコール依存”の気がある先生もいましたよ。『あれ? 先生今日、まだ来ないね……』なんてことが。そんな病院には、その医師のレベルに合ったスタッフが集まっているところがあって。ちゃんとした病院では働けないような人が、自然と集まっているんです」

 

そんな病院やクリニックがあるとは信じたくありませんが、事実、こうして存在しているのですから気をつけなければならないでしょう。転職先としては、間違っても選びたくないものです。

 

医師に問題があるような病院、クリニックなら、ウェブで口コミを検索すれば、その片鱗が
つかめる場合があります。人間的におかしなところがあれば、スタッフに対してだけでなく、患者さんに対しても同じような問題行動を起こしていても不思議ではないからです。もちろん、無責任な無記名の口コミだけを簡単に信じるべきではありませんが、あくまでも一つの目安として、参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

最終的には、実際に面接などで対面したときに判断するのが一番だと思います。このサイトでは、あなたの経歴などを見て「ぜひ、うちへ!」となった病院やクリニックとのマッチングになりますから、その時点である程度のフィルタリングを経ていることになります。お互いに興味を持った時点での面接となりますので、気になることはすべて、心おきなく質問をしてみてください。

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